子育て

【写真で解説】苦しそうな赤ちゃんのゲップだしのコツ、意外なポイントを紹介

今回は、赤ちゃんのゲップ出しのコツを紹介します。おっぱいやミルクを飲ませたら、背中をトントンして「ゲホ」と誰もが知っていることですが、意外とうまくはいかないですよね。様々な方法を試してみた筆者が考えるゲップ出しのコツを紹介します。

なぜゲップ出しが必要なのか

まず、基本的な内容ですがそもそもなぜゲップ出しが必要なのかについて説明します。

赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲むのが上手ではないので、母乳やミルクと一緒に空気も飲みこんでしまいます。ゲップを出さずにしていると、空気と一緒に母乳やミルクを吐き戻してしまったり、逆流してきたミルクを飲みこんでしゃっくりが起きてしまったり、飲みこんだ空気で赤ちゃんが苦しくて泣き出してしまったりするので、それらを防ぐためにゲップ出しをします。

ゲップはいつまでするべき

赤ちゃんのゲップが必要な時期は、明確にいつまでという決まりはありません。一般的には、赤ちゃんの首が座り始める生後3ヶ月~4ヶ月頃になると、上手に飲めるようになりゲップが出なくなる赤ちゃんが多くいます。遅くとも離乳食がはじまる生後5~6ヶ月頃には自然にゲップが出たり、ゲップの代わりにおならでお腹の空気を出したりできるようになります。

【一つだけじゃない】赤ちゃんのゲップの出し方

ゲップ出しひとつとっても、様々なやり方があります。それぞれのやり方とわたしが実際に試してみて気づいた注意点などを紹介していきます。

①縦抱きにして背中をトントン

これが一番有名なやり方ではないかと思いますが、赤ちゃんを縦抱きにして、赤ちゃんのあごをママやパパの肩にのせるつもりで抱っこします。その状態で、背中を下から上へとさすったり、背中をトントンとたたいてあげたりしてゲップを出してあげます。

産まれたばかりの赤ちゃんだと首がぐらぐら揺れるので、首をしっかり支えてあげる必要があります。
コツとしては、下の写真のように赤ちゃんの視界に赤ちゃんお気に入りの何かをいれてあげるのがおすすめです。そうすると、赤ちゃんがそれを注視してくれるので首が安定し、グラグラしにくくなります。

 

②膝に座らせて背中をナデナデ

赤ちゃんを膝の上に横向きに座らせます。写真のように赤ちゃんの上半身を前に傾けてあげます。片方の手で赤ちゃんの胸あたりを支えるか、首がグラグラする赤ちゃんの場合は、あごを支えてあげます。もう片方の手で背中を下から上に向かって軽く押しながらさすってあげます。この方法だと、赤ちゃんの顔が写真のようにすごくかわいくなるので個人的におすすめです(笑)。

あごを支えてあげる場合、赤ちゃんによっては嫌がる子もいるので、そういった場合は別の方法でゲップを出してあげましょう。我が家でも生後1か月を過ぎたあたりからこのやり方を嫌がるようになりました。

 

③赤ちゃんと向かい合って顔を見ながら背中をトントン

赤ちゃんと向かい合って縦抱きにします。膝の上に赤ちゃんを置いて背中をトントンして出させてあげます。産まれたばかりの赤ちゃんでもこのやり方だと首を支えやすいのでおすすめです。

①や②のやり方に比べると、圧迫が弱いのでゲップが出にくい場合があります。

 

④うつ伏せにして背中をナデナデ

赤ちゃんのお腹を下にして、ママやパパの太ももの上にうつ伏せで寝かして背中を下から上にさするか、とんとんとたたきます。生後2か月頃になって、だいぶ首が安定してくるとパパの大きな体の上にのせて写真のようにしてゲップだしをしていたこともありました。

赤ちゃんをうつ伏せにして眠らせることは、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを上げます。なかなかゲップが出ないからと言ってうつ伏せで放置することはやめましょう。

 

なかなかゲップが出ない時のポイント

「最近ゲップが出にくいな」と思ったら、赤ちゃんによって合うやり方が違う場合もありますし、赤ちゃんの月齢や状況に応じて色々と試してみることをおすすめします。
ちなみに、我が家は下にまとめてある通り、月齢や状況によってゲップの出し方を変えていました。

方法① 首がグラグラしにくくなった生後2か月頃からこのやり方をメインで「ゲホゲホ」出していました。
方法② 首を支えやすいので生後2か月頃まではこの方法でゲップ出ししていました。ただ、あごを触られるのが嫌なのか生後2か月を過ぎると、この体勢にさせただけで赤ちゃんがすぐに嫌がって、させてくれなくなりました。
方法③ ①や②の方法でゲップが出ないときに抱っこがてら、もう10分ほどこの状態にしていました。すると、軽く「ゲホ」と出ることもありました。
方法④ SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクもあり、赤ちゃんの顔の様子もわからないので、我が家ではあまりこの方法ではゲップ出しをしませんでした。

 

ゲップが出なくても大丈夫!?

ゲップが出ないと不安になりますよね。でも、上で紹介したやり方で5分くらいゲップ出しをしてみても出なければ、それ以上無理に出させる必要はありません。ただ、寝かせるとしばらくして吐き戻したり、逆流してきたミルクを飲みこんでしゃっくりがでたりすることもあります。そのため、寝かせる時は赤ちゃんを横向きにして、可能であれば、バウンサーや授乳クッションで10分ほど角度をつけて寝かせてあげると吐き戻しが少なくなります。

 

まとめ ーゲップ出しはぜひパパにー

ゲップ出しはパパの大きな体や手で支えてあげた方が赤ちゃんも安定し、安心します。そのため、ゲップ出しはぜひパパがやってあげましょう。ママは授乳後も母乳パッドを変えたり、乳首を消毒したりとやることがたくさんあります。我が家でもゲップ出しは夫であるわたしの役目でした。
あの小さい体で大人顔負けの“ゲホ”という大きなゲップは聞いていて気持ちが良いですし、赤ちゃんのゲップが出た後のスッキリとした顔もとてもかわいいです。

ぜひこの記事を参考にして、あなたもゲップマスターになりましょう(笑)。

最後までお読みいただきありがとございます。