今回は、新生児時期の赤ちゃんに飲ませるK2(ケイツー)シロップについてまとめます。飲ませ方や、忘れてしまった場合、吐いてしまった時などの対処法についても説明していきますので参考にしてください。
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K2シロップとは
K2シロップの”K”とはビタミンKのことです。ビタミンKには出血を止めるはたらきがあり、これは産まれたばかりの赤ちゃんにとって必要な栄養です。
しかし、赤ちゃんはビタミンKが不足しがちです。残念ながら、母乳にも赤ちゃんに必要な量のビタミンKは含まれていません。
また、ビタミンKが不足していると、「ビタミンK欠乏症」という重篤な病気になるおそれが判明したので、近年では、新生児にK2シロップが投与されているのです。
どれくらい投与する必要があるのか
病院などによって差はありますが、
- 出生時
- 生後1週間
- 生後1か月健診時
の計3回の投与が行われます。
多いところでは、生後3か月になるまで週1回、赤ちゃんに飲ませるよう勧める地域もあります。
K2シロップの飲ませ方
それでは、K2シロップのおすすめの飲ませ方を紹介します。
①哺乳瓶でミルクに混ぜて飲ませてあげる
一番オーソドックスな方法は哺乳瓶で飲ませる方法ですね。白湯や母乳、ミルクにK2シロップを混ぜて飲ませます。
ただ、完全母乳で育てているご家庭だと徐々に赤ちゃんが哺乳瓶の乳首やK2シロップと母乳が混ざった味を嫌がるなどで飲まなくなる場合もあります。
②スプーンで直接飲ませてあげる
完全母乳で、そもそも哺乳瓶がご家庭にない場合や哺乳瓶で飲ませることが難しい場合は、スプーンで直接飲ませてあげましょう!
原液であげてもまったく問題ありません。
写真のように、赤ちゃん用の小さなスプーンにK2シロップを少しずつ出して、繰り返し口の中に入れてあげます。もちろん、パパも協力して2人で飲ませてあげてくださいね。

と心配だったのですが、哺乳瓶より簡単にあげることができました。
はじめてスプーンで原液のまま飲ませた時は、軽く顔をしかめていました。
でも、続けていくうちK2シロップの味にはまったのか、スプーンを口に近づけると自ら口を開けるようになりました(笑)。
試しにどんな味なのかわたしも舐めてみたのですが、ほんのり甘い味で不味くないです。
哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんには、ぜひ試してみてください。
こんな時どうする?助産師さんに聞きました!
助産師の友人にK2シロップに関するよくある質問を聞いてみたのでまとめます。
飲ませ忘れてしまった!
K2シロップを飲ませ忘れてしまっても焦る必要はありません。
1日、2日遅れても問題ないので気付いた時に飲ませてあげれば大丈夫です。
我が家でも、「K2シロップあげなきゃ」と思った時に限って赤ちゃんの機嫌が悪く、「今は機嫌がよくないから、あとであげよう」なんて思っていたら、すっかり忘れて次の日にあげるなんてことが何度かありました(笑)
吐いてしまった!
K2シロップを飲ませている最中や飲ませた後すぐに吐いてしまってもあわてなくて大丈夫です。
口の中にふくんだ時点で、舌からビタミンKを吸収していますので、追加でもう1袋とかあげる必要はありません。
まとめ
- K2シロップは赤ちゃんの命を守る大事なお薬
- 1日や2日飲ませ忘れても大丈夫なので神経質になりすぎないことが大事
病院によって飲ませ方など方法が異なるかもしれないので、不安がある場合は早めにお医者さんに確認することをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございます。