子育て

【いつごろから笑うようになる?】いないいないばあのコツを大公開

手で顔を覆い隠し、「いないいない…………ばぁ」!赤ちゃんは「きゃ、きゃ」と大喜びしますよね。こんな単純な動作になぜ赤ちゃんは喜ぶのでしょう。
今回は、そんないないいないばぁを科学します。生後いつから反応してくれるようになるのか、コツや、遊び方のバリエーションなどについて詳しく説明します。

「いないいないばあ」は万国共通

実は「いないいないばあ」は日本だけでなく、世界中で通用する共通の遊びです。

アメリカなら「ピッカーブー」

フランスなら「ククー、セ、モア」

スウェーデンでは「ティットゥート」

タイでは「ダイー」

言葉は異なっているのに、同じような「遊び」が世界中で共通しているのは興味深いですね。

 

なぜ赤ちゃんは”いないいないばあ”が大好きなのか

世界共通の遊び「いないいないばあ」はなぜ赤ちゃんに受けるのでしょうか。その理由は、「いないいないばあ」が赤ちゃんにとって刺激的だからです。赤ちゃんは、人間の「顔」にものすごい興味を示すことがわかっています。この特別な「顔」が「いないいないばあ」では、少しの間見えなくなってまた現れるのです。ママやパパの「顔」が見えなくなってしまったことによる「不安」と再び現れることによる「安心感」のギャップが、赤ちゃんにとって刺激的でおもしろく感じるため、赤ちゃんは「いないいないばあ」が大好きなのです。

 

「いないいないばあ」を喜ぶ時期はいつ頃?

もちろん赤ちゃんによって個人差があると思いますが、一般的には生後5~6ヶ月頃までには「いないいないばあ」を喜ぶようになると言われています。ただ、我が家の赤ちゃんの場合、生後1か月頃から「いないいないばあ」のトレーニングをはじめ、生後2か月に突入する前には「いないいないばあ」を喜ぶようになりました。

えっ?「いないいないばあ」のトレーニングって何?

そうです。赤ちゃんが「いないいないばあ」を喜ぶようになるにはトレーニングやコツが必要です。

「いないいないばあ」のコツ

「いないいないばあ」のトレーニングを開始する時期は生後1か月頃です。

この時期から赤ちゃんの視力が少しずつよくなるからです。視力がよくなると、ママやパパの顔を目で追うようになります。そうなったら、「いないいないばあ」のトレーニングを開始することができます。以下に示すコツをもとにトレーニングを積み重ねてみてください。きっと、他の赤ちゃんよりも早く「いないいないばあ」に喜んでくれるようになるでしょう。

コツ①:赤ちゃんに笑顔をむけ、5秒間目が合っていることを確認する。

そもそも赤ちゃんがママやパパの顔を見ていなければ「いないいないばあ」が成立しませんから、赤ちゃんが「じー」とママやパパの顔を見ていることを確認します。

コツ②:顔を隠すのは一瞬だけ

生後1か月頃の赤ちゃんは、視界から消えたものをすぐさま頭から消してしまいます。そのため、「いなーい、いなーい」と顔を長い間隠していると、ママやパパの顔から目線を逸らしたり、ママやパパが顔を隠したことすら忘れたりしてしまいます。

それでは意味がありませんので、「いなーい、いなーいばあ」というより「いない、ばあ」ぐらいの気持ちで顔を一瞬隠してあげるのがポイントです。

コツ③:「ばあ」は最大の笑顔をみせる

「ばあ」と顔をぱっ見せるときは、ママやパパは最高の笑顔をしましょう。赤ちゃんは生後2週間ごろから脳内の「ミラーニューロンシステム」が働き、ママやパパの顔をまねることができます。ママやパパが笑顔を向けると赤ちゃんもそれにつられて笑うようになるので、「ミラーニューロンシステム」も刺激して「いないいないばあ」のトレーニングをしましょう!

コツ④:何十回も繰り返す

生後1、2か月頃の赤ちゃんでは1、2回の「いないいないばあ」では反応してくれません。しかし、ママやパパの顔をじーと見ているのであれば、ひたすら繰り返しましょう。すると、徐々に笑ってくれるようになります。わたしは赤ちゃんがそっぽを向かない限り「いないいないばあ」を繰り返していました。10回目で笑ってくれることもありますし、50回目でやっと「きゃ、きゃ」と反応してくれたこともあるので、あきらめず続けることが肝心です。

以上のコツをおさえてトレーニングを続けていくと、生後2か月程度の月齢の小さい赤ちゃんでも「いないいないばあ」に笑ってくれるようになります。

 

“いないいないばあ”の驚きの効果

「いないいないばあ」はただの遊びではなく、立派な知育活動です。「いないいないばあ」では、赤ちゃんは見えなくなったママやパパの顔を覚えておく必要があります。

その活動を通して、赤ちゃんの「ワーキングメモリー」を鍛えることができます。

他にも、想像力や赤ちゃんのコミュニケーション能力が向上する効果が考えられます。

 

いないいないばあのバリエーション

月齢が大きくなっていくと様々なバリエーションで「いないいないばあ」遊びができるようになります。参考までに我が家の例を紹介します。

①「いないいない」の時間を長くする

顔を隠すのを一瞬ではなく「いなーい、いなーい」と隠している時間を長くしてあげます。より長い時間、赤ちゃんは見えなくなったママやパパの顔を覚えておく必要がありますので、その分だけ赤ちゃんの知育につながるのでおすすめです。

②タオルなどで顔を隠す

大きいタオルなどで顔を隠すと、手で隠すのに比べて赤ちゃんはより大きい不安を抱きます。しかし、その分だけ「ばあ」と現れたときの喜びが大きくなりますので、いつもよりステキな笑顔をみせてくれます。

③部屋からいなくなってみる

我が家では生後3か月ぐらいからこの遊びをしていました。赤ちゃんと遊んでいる時に、”そーと”部屋を出ます。扉の隙間から赤ちゃんの様子を確認します。赤ちゃんは顔をキョロキョロさせてママやパパを探すので、「ばあ」と赤ちゃんのもとに戻ってあげ、たくさんスキンシップしてあげます。

うまくいけば赤ちゃんが喜んでくれますが、長い時間一人にさせるとさみしくなり、泣いてしまうので注意が必要です。

 

まとめーパパもたくさん「いないいないばあ」をしてあげようー

  • いないいないばあは万国共通で赤ちゃんみんな大好きな遊び
  • 早ければ生後2か月ぐらいから笑うようになることもある
  • 「いないいないばあ」で笑うようになるにはコツとトレーニングが必要
  • 赤ちゃんの頭脳や感情を豊かにする知育効果もある

「いないいないばあ」にはたくさんの効果があり、笑ってくれたときは本当にうれしいものです。

パパの中には

パパ
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俺は、ちょっと恥ずかしくて、ママ頼んだ!

みたいな方もいるかもしれませんが、パパの笑顔もママと同じように、赤ちゃんにとって最高のプレゼントです。何度も繰り返してあげて、親子の絆を深めてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

さらに深く調べてみたい方は以下の参考文献をぜひご覧ください。