子育て

【体験談】母子同室のメリット・デメリット

今回は産後の母子同室について、妻の体験談をもとに母子同室のメリット・デメリットをまとめます。夫の立場からすると、産まれたばかりの赤ちゃんと一緒にいられる時間が多いのでおすすめしたいです。しかし、母子同室を選んだ妻からすると、

母子同室に絶対するべき!

とはなかなか言い難いようです(笑)。メリット・デメリットともに紹介していますので、母子同室にしようかどうか悩んでいる方は判断の参考にしてください。

母子同室のメリット・デメリット一覧

さっそく、母子同室のメリット・デメリットをまとめて紹介します。

母子同室のメリット
  1. 母乳の立ち上がりが早くなる
  2. 退院後の生活をある程度予想できる
  3. 分からないことや困ったことがあれば、助産師さんにすぐ聞くことができる
  4. パパも一緒に宿泊しママのサポートができる

 

母子同室のデメリット
  1. 別途、費用が必要な場合がある
  2. 精神的・肉体的に相当キツイ

それでは一つずつ説明していきます。

メリット①母乳の立ち上がりが早くなる

一番のメリットは母子同室にすると母乳の出が早く良くなることです。
母子別室の場合、授乳回数は3時間おきに1日8回ほどになります。
一方、母子同室の場合、赤ちゃんが欲しがる時にいつでも授乳できます。わたしの妻は母子同室を選択したのですが、夜中の授乳も合わせて平均して1日15回、多い日は20回近く授乳をしていました。

母子同室は赤ちゃんにとってもメリットがある

個人差はありますが、赤ちゃんは産まれてすぐからおっぱいを上手に吸えるわけではありません。たくさん赤ちゃんに吸ってもらうことで母乳が出るようになるママと同様に赤ちゃんもおっぱいがしっかり吸えるように練習が必要です。母子同室だと別室に比べて圧倒的に授乳回数が増えますので、その分だけ赤ちゃんも早くからおっぱいを上手に吸えるようになります。

メリット②退院後の生活をある程度予想できる

母子別室の場合、自分の赤ちゃんがいつ起きて、いつおなかがすいて、生活リズムはどのようなのかわかりにくくなります。しかし、母子同室であれば、日中や夜はどれくらい寝るのか、どれくらいの感覚でおっぱいを欲しがるのかなど赤ちゃんのことが退院前によくわかります。
一方、退院後初めて赤ちゃんと24時間一緒に過ごすとなると、

なんで全然寝ないの?

どうしておっぱい呑んでいるのに泣き止まないの?

もしかして自分の子だけ?

と頭を抱える可能性があります。
母子同室だと夜中赤ちゃんが寝なくて辛いときも定期的に助産師さんが様子を見に来てくれますし、最悪、ナースコールをすればいつでも駆けつけてくれます。

入院中に助産師さんに自信をつけてもらい退院後の育児にのぞむことができます。

メリット③助産師さんからサポートを受けられる

出産前に育児に関する本や雑誌を読んでいても、いざ我が子を目の前にするとなかなか自分の思ったようにはいきません。「これって大丈夫?」「何が正解なの?」と悩みはつきません。母子同室であれば、悩んだり迷ったりする度に助産師さんに聞くことができます。そうすることで、育児の疑問点をある程度解決した段階で退院後の育児にのぞむことができます。
妻は助産師さんに以下のことを聞いていました。

  • 授乳のコツ
  • 背中もれしにくいおむつのつけ方
  • ゲップ出しのコツ
  • 浣腸の方法
  • 抱っこの仕方
  • どんな粉ミルクがいいか
  • 泣き止まないときどうしたらいいか

どんな基本的なことも助産師さんは優しく丁寧にママに寄り添って教えてくれますので、母子同室を選ばれた際は助産師さんにたくさん甘えましょう。

メリット④パパも一緒に宿泊しママのサポートができる

最後のメリットですが、母子同室だと産院によってはパパも一緒の部屋で宿泊することができます。産後すぐからママの授乳のサポートをしたり、おむつ替えをしたりと多くの経験を積むことで、退院後にあたふたせずに済みます。
我が家の場合、夫は20時までしか付き添いができなかったので、夜中の怒涛の授乳ラッシュのサポートができず歯痒かったです。それでも、日中はおむつ替えしたり、ゲップ出したりできたので退院後もその流れでスムーズに赤ちゃんのお世話ができました。

 

 

デメリット①別途、費用が必要になる

続いて、母子同室のデメリットを紹介します。

一つ目ですが、母子同室と別室を選べる産院の場合、母子同室を選択すると別途、費用が加算される場合があります。
極端な言い方をすれば、母子別室であればしなくてもいい苦労をわざわざお金で買っているようなものとも言えます。

デメリット②精神的・肉体的に相当キツイ

 

これが最大のデメリットですが、母子同室のデメリットはママにかかる負担が大きいということです。ただでさえ、お産で体力が消耗し、体にも大きなダメージが残っている中で、昼夜問わず、赤ちゃんが欲しがったら欲しがるだけ、授乳しなければいけないのは相当に辛いです。
ちなみに我が家の場合、入院中の妻は文字通りまったく眠れていませんでした。

ひどい日は、

夜の21時から朝の6時まで

授乳

おむつ替え

抱っこで寝かしつけ

授乳

おむつ替え

のエンドレスリピートでした( ;∀;)ツラすぎる………

もちろん、個人差はあります。
ただ、産院によっては、夜中だけ赤ちゃんを別室で預かってくれるところもあるので、その場合、安心材料になりますね。事前に産院で確認しておくことをおすすめします。

まとめ

要点まとめ
  • 母子同室の一番のメリットは母乳の立ち上がりが早くなること
  • 入院中に育児でわからないことを助産師さんに質問でき、退院後の育児に自信がもてる
  • お産でのダメージを回復する間もなく育児をしなければならず体力的にかなり辛い

母乳の立ち上がりについては、母子同室で頻回授乳したからといって必ず立ち上がりが早くなる保障はありませんし、母子別室でもすぐに母乳の出がよくなるママもいます。

まずはお産のダメージを回復するのが大事と考え、母子別室を選ぶのも賢い選択だと思います。

一方、初産の場合、右も左もわからない状態から子育てがはじまりますので、母子同室で助産師さんのサポートを受けながら”母親研修”のような気持ちで入院中を乗り切るということも長い目でみればメリットが大きいといえるでしょう。
ぜひ、産院の助産師さんや旦那さんと相談し、自分に合った選択をしてください。

最後に妻に聞いてみました。

筆者
筆者
母子同室を選んでよかった?
妻
夜中の授乳とかがひどくて入院中、まとまった睡眠がとれず、辛かったけど、そのおかげで退院直前には母乳もたくさん出るようになったから、よかったかな。
筆者
筆者
次、子どもを産むときは、母子同室を選ぶ?
妻
次は母子別室にするかな。すでに育児を経験していて要領がわかるし、想像以上に休めなくて辛かったから、次は母子別室で産後くらいゆっくり休ませてもらいます(笑)

最後までお読みいただきありがとうございます。