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【交通事故】実体験|弁護士費用特約を利用して、慰謝料を増やすことができた話

交通事故の慰謝料、もらえるのならできるだけたくさん欲しいですよね。
そこで今回は、わたしの実体験をもとに、弁護士費用特約を利用して、弁護士さんに交渉を依頼したことで、どれくらい慰謝料が増額したのかについて書いていきます。

弁護士費用特約って何?

という方は以下の記事で詳しく解説しています。

 

交通事故の内容(自転車v.s.車)

それでは、順序立てて交通事故の具体的な内容からまとめていきます。
(実際の慰謝料の金額は最後に記載しているので、早く結論が知りたいという方は最後をお読みください。)

それは、一瞬の出来事でした。

通勤で自転車に乗っている時に、

 

右手側のアパートの駐車場から車がドンピシャで飛び出してきて、本当に下の写真のようになりました。

出典:交通安全教室(JA共済

車と衝突した衝撃で体がふっとばされ、一回転して、地面にたたきつけられました。
意識はあり、立って歩ける状態でしたので、警察の実況見分が済んだ後、お相手の車に乗せてもらい近くの病院に送ってもらいました。

そこで、応急措置を受け、幸い骨折などもなく、左ひざの打撲が最も大きな怪我でした。

被害の状況

物損と怪我の状況は以下の通りです。

<物損>
・スーツ、眼鏡、自転車の破損

<怪我>
・顔の擦過傷
・左ひざの打撲

 

事故後、弁護士と連絡を取る

事故後、確か自分の自動車保険には弁護士費用特約が付いているはずだと思いだし、保険会社に確認しました。

保険会社によると、車対車だけでなく、自転車の場合でも弁護士費用特約は利用可能ということで、弁護士を紹介してもらいました。

ちなみに、弁護士は自分で探すこともできるそうです。
もちろん、弁護士費用特約があるので費用はどちらの場合も無料です。

弁護士さんと話した内容は以下の通りです。

  • 事故状況について
  • 物損や怪我の状況について
  • 治療の経過について

弁護士なんて、今までドラマや映画の中の存在でしかなく、しかも、大怪我ではないわたしの案件なんて快く引き受けてくれるのか心配していましたが、とても丁寧に対応していただきました。

弁護士への依頼方法は3つある

弁護士に交通事故の示談交渉を依頼する方法は大きく分けて3つあります。

  1. 物損の損害賠償請求から治療後の慰謝料の示談交渉まですべて依頼すること
  2. 物損の損害賠償請求は自分で行い、治療中の窓口を弁護士に変更し、慰謝料の示談交渉を依頼すること。
  3. 治療後に、はじめて弁護士に示談交渉を依頼すること。

わたしが担当した弁護士さんによると、3つの中でおすすめなのは②か③と言われました。

理由は、物損の損害賠償請求(私の場合、スーツや自転車、メガネなど)を弁護士に依頼する場合、壊れた物品の型番や値段、破損部分の写真などの情報を詳細に弁護士に提出する必要があります。

加えて、物損の賠償請求を弁護士が行う場合、自分で交渉するのと比べて、時間が2、3倍ほどかかるそうです。

一方、自分で交渉する場合、高額なものでなければ、写真を送る必要もなく、口頭でも迅速に、ある程度の賠償がなされるそうです。加えて、賠償額も弁護士に依頼する場合とさほど変わらないことが多いようです。

筆者
筆者
……本音は、弁護士の仕事が増えるから、物損は自分でやってくれってこと?

と思いましたが、わたしは②のパターンで弁護士さんに依頼しました。

②の場合、治療費と慰謝料については弁護士が窓口になるので、相手方の保険会社から頻繁に「そろそろお怪我は完治しましたか?」という面倒な電話にいちいち対応する必要がないからです。

 

【参考】自力で物損の交渉をしました

弁護士さんのおすすめ通り、物損は自分で交渉しました。
眼鏡と自転車については電話で破損の状況を説明すると、すんなり損害賠償を認めていただきました。

ただ、スーツが厄介でした。

オーダーメイドのスーツで値段も約8万円と高額であったため、破損部分とブランドのロゴを写真で送る必要がありました。

スーツの破損はスラックスが破けただけで、ジャケットは何も被害がなかったので、保険会社から

保険会社
保険会社
修理代だけの支払いになる

と言われました。

それでも、

筆者
筆者
オーダーメイドで同じスラックスを買うことは不可能だし、修理だと、どうしても跡ができ、元通りにならないから、購入代金を全額払ってください!

と粘り続けました。

その結果、保険会社が私の要求を呑んでくれ、減価償却したのちに以下の金額が損害賠償として支払われました。

眼鏡代として 13,338円
スーツ&自転車代合わせて 78,183円

 

【金額公開】いよいよ弁護士に示談交渉を依頼

顔の擦過傷と膝の打撲の通院を続け、通院日数はおよそ3か月の間で42日でした。

治療が済んだ旨を弁護士さんに連絡し、弁護士さんから「少なくとも1か月以上交渉に時間を要するのでそのつもりでいてください」と言われたので、気長に待っていました。

ちなみに、保険会社の基準であれば、

①通院期間×4,200円
②通院日数×2×4,200円

上記のどちらか少ない方が示談金となります。

今回の事故では、2番目の計算方法が適用されるので、

42(日)×2×4,200(円)352,800(円)

さらに、ここから責任割合が考慮されます。

今回の場合、わたし:相手の責任割合が2:8でした。

そのため、最終的な保険会社の提示額は

352,800(円)×0.8=282,240(円)

ということになります。

さあ、この約28万円の慰謝料が弁護士の力でどれだけ増額されるのか、結果はコチラです!(クリックしてください)

弁護士による交渉後の慰謝料

 

 

 

このとおり、
弁護士さんに交渉を依頼するだけでなんと約30万円増額することができました。

繰り返しになりますが、今回は弁護士費用特約を利用したので、筆者は弁護士費用を一円も支払っていません。

もちろん、自力で交渉しても慰謝料の多少の増額は可能でしょうが、さすがに倍以上の増額は弁護士という立場がないと難しいと考えられます。

 

筆者
筆者
余談ですが、こちらの慰謝料は臨時収入として、妻に一円残らず回収されました(>_<)
チキショーーーー!!

まとめ

  • 交通事故に遭った際は弁護士費用特約を利用したい旨を保険会社に伝えよう
  • 面倒な交渉を弁護士に任せることもでき、慰謝料も確実に増額できる

交通事故なんて、あわないに越したことないですが、万が一事故に巻き込まれてしまった際は、弁護士費用特約を利用するのを忘れずに、しっかりと慰謝料を請求してもらうことをおすすめします。

最後までお読みいただきありがとうございます。